足に青あざができても揉むべきか

一昨年あたりからテレビにも出演している"日本一痛い足つぼ"先生。この先生の理論によれば”ふくらはぎ(というより脛骨際の内側)を徹底的に棒を使って揉め。次の日は青あざになっているが、それでもかまわず揉め。しばらくすると青あざも消え柔らかくなってくる。この青あざは老廃物だから徹底的に揉み潰さなければいけない”ということです。

 

たしかにこの先生のおっしゃる通りで、足が青あざだらけになろうが、真っ黒になろうが、揉み続ければこれらは消えてなくなり老廃物は消え血流がよくなり病気は治る・・・人もいると思います。ただこの方法ハンパな痛さではないですね。

自分でできる人はおそらく皆無だと思います。それだけの思いをして本当に良くなる、完全に病気が治るのかが問題です。

 

足を徹底的に揉めば体全体の重さが取れ、腰痛、肩こりさえも取れてしまうのも確かです。この理論の延長上ではガンや難病さえ治ってしまう、というのも有りです。

 

しかしよく考えていただきたいのは病気になった原因は足ではないということです。歩行不足でふくらはぎの筋肉がかたくなり、血流を妨げているのが原因ならふくらはぎを揉めばよいです。しかし、それがガンや他の病気の原因ですか?そうではないのですよ。

 

ガンを始めとする生活習慣病は読んで字のごとく、生活習慣によって起こったもの。根本治療の為には基本的には生活習慣を改める(結果として自律神経を整える)しかありません。足つぼにせよ、他の代替療法の施術にせよ、患者の背中を後押ししているものです。患者さん自身が自分で進まなければつまりは生活習慣を改めなければ治る道理がありません。

 

ちなみに現在の西洋医学でいう治療とは患部を切る、取る、殺すことで元の状態に戻すということです。なぜその病気になったのかということは問題ではない。だから生活習慣を改めなければ同じ状態となり、再び同じ病気となる。つまり再発するのは当然です。大切なことは病気になった原因、つまり芽を摘み取るということなのです。足つぼは体に良いとはいえ後押しをしているもの。できないことのカバーをしているだけで、根本治療ではないということを知るべきですし、その意味ではすべての治療は西洋医学を含め同じなのです。

 

もうお気づきの方も多いと思います。足つぼで仮に病気が治ったとしましょう。それはそれで良いことです。しかし生活習慣を改めず足つぼをやっているから大丈夫と油断し、一生足つぼを施術したとしても将来年を取った時にまた同じ病気をやる可能性が高いのです。

 

これは自律神経が年を取るほど悪い生活習慣の蓄積により交感神経に傾きやすく、結果として顆粒球を増やしすぎ、リンパ球を減らしてしまい、免疫システムを崩してしまうからです。

この先生著書によれば相変わらずお酒も飲み、たばこも吸い、不摂生もしているそうですが、「昔は足つぼで治ったのに、今度はこんなに痛い思いをして足つぼをやっているのにガンが再発しただけでなく治ってくれない、どうしてだろう」などとならないことを祈ります。

 

話はかなり脱線しましたが、足が青あざになってまで足つぼをやるべきか。結論、足が原因で病気になった訳ではないのならその痛みはムダな痛みになる可能性が高い。それより生活習慣を改めて頂き、普通の足つぼで免疫力、自然治癒力を高めることで充分で効果的ということです。

 

参考までに、この施術がどれだけ痛いか、ネットに出ていたのであげておきます。この状態・痛みがムダになると思ったら、それでも受けたいですか?

http://soudan1.biglobe.ne.jp/qa8361397.html  

「足ツボサロンで足裏があざだらけになりました」